新宿駅でインドネシア人に声をかけた話
先日、京王新線新宿駅から南口に向かってエスカレーターで上がっていると、地上入り口のお花屋さんの前(すごい具体的 笑)でイスラム教徒の「ヒジャブ」を被っているおばちゃんがウロウロしていました。
そのおばちゃんは明らかに道を聞きたがっていましたが、店員さんにの視界にも入らず、忙しそうにしているサラリーマンからは相手にされていませんでした。
何より風貌と行動を見ただけで一発でわかりましたよ、彼女が
インドネシア人だってことぐらい(笑)
一応(?)お世話になっている国の人ですから、さすがに見過ごすことができず、声を掛けてみることにしました。
私:「Mbak (お姉さんの意)、大丈夫ですか?道に迷ったんですか?」
おばちゃん(以下お):「そうそう、道に迷って、ってえぇええぇ!?イ、インドネシア語!?」
私:「(あ〜思った通りの反応)何かお困りですか?お手伝いましょうか?」
お:「ありがとう、いま調布に滞在してて、明日バスタ新宿から羽田に移動するんだけど、明日は荷物がありすぎるから、京王線から行きやすい道を探してるんだけど、お兄さん詳しいこと知らない?」
私:「(よくもまぁバスタとか知ってるな・・・最近知ったのに・・・)新宿駅はわかりにくいので詳しくは説明しませんが、とりあえず新宿南口に出れば目の前にバスタがあります、「南口に出る」それだけ覚えてください。」
お:「あ〜そうなんだ、で、なんでそんなにインドネシア語話せるの?どこで働いてるの?何してるの?」
私:「今はインドネシアで働いてるんですよ〜、言葉できないと給料もらえないので話すしかないんですよ・・・・」
バスタはどうなった!?
お:「みんな見てみて〜、この彼、インドネシア語話せるよ!!!!!」
知らないインドネシア人達が自撮り棒を持って現れた
私:「(う、うわあ、まさかのめんどくさいパターン!!)はは、すみません、今日は忙しいので・・・・。とりあえず明日は南口に出てくださいそうすればすぐにわかります、どこの駅でもエレベータもあるはずですので、明日探してください。そういえば調布から空港リムジン使えば楽だったんじゃないですか?」
お:「あ、確かにそうね!忘れてたよ!ガハハハハハハ、で、あなた結婚しているの?お名前は?」
私:「・・・・・・・・・」
聞いた話を忘れる心のゆとり、誰にでもプライベートな質問をして距離感を潰してこようとするこのフレンドリー感、そしていつの間にか自撮り棒で写真を撮られている上に気がついたらSNSに上げられちゃってるこの行動力の高さ。
そしてあの集団はインドネシアに帰れたのか?今となっては知る術はありません。