無糖茶の発売がインドネシアで画期的なワケ
2017年の9月にインドネシアで非常に画期的なものが発売されました。
それはSOSROというインドネシアの会社から発売された「無糖茶」です。
BARU…TEHBOTOL SOSRO TAWAR. #tehbotolsosrotawar pic.twitter.com/tcjskmb2YG
— Tehbotol Sosro (@tehbotolsosroID) 2017年9月12日
ジャカルタから発売され、昨日ついにインドネシアの端っこの私が住んでいる島まで発売されました。
え?馬鹿言ってんじゃないよ?無糖の茶ぐらいで何言ってんだ?という声が聞こえてきそうですが、これがインドネシアでは画期的なことなのです。
インドネシアの飲み物はとにかく甘い
インドネシアに来てみるとわかりますが、暑い気候のためか飲み物がとにかく「甘い」のです。
お茶は砂糖入りがデフォルトで、何も頼まないとほぼ100%で甘いお茶が来ます。
しかも砂糖の量が半端ではなく、コップの下溶けきれずに溜まるぐらいの量。
フルーツジュースを頼んでもガムシロップで甘さが追加されており、フルーツの味を消すほど。
ちなみにコーヒーも例外ではなく、ブラック無糖のコーヒーを飲む人はあまり見かけません。
「飲み物=甘い」という認識が国インドネシアにとって無糖のお茶が大手から発売されたことは画期的かつ、大胆な試みなのです。
インドネシア人の意識が変わってきた
大げさな話ではなく、「無糖茶発売=インドネシア人の考えが変わってきた」と言ってもいいぐらいです。
これは市場が「砂糖の大量消費は体に良くない、摂取量を少なくしよう」という流れになってきたということです。
私がインドネシアに来た2011年には「ジョギングが趣味」、「土日に自転車にのってどこかに行く」というインドネシア人を見たことがありませんでしたが、ここ数年で自転車、ジム、ダイエットなどインドネシア人の健康志向が目に見えて強くなっています。
そして、健康志向はこれからもっと加速していくでしょう。
無糖市場はまだまだこれから
ただし、無糖茶も発売したばかりなので、市場に受け入れられるかはまだまだ先でしょう。
ちなみにジャカルタ近辺では伊藤園のおーいお茶も発売しているらしいですが、地方ではまだ売っていないので、市場の反応を見ているのでしょう。
こちらの店舗でもまだまだ無糖の扱いは小さく、ちょろっと置いてあるほどです。
ちなみに無糖茶の金額は4500ルピア(40円ぐらい)と砂糖入りのお茶と比べても25%ほど安いく、お財布にも優しい。
これからインドネシアで無糖茶を定着させるためにも今後は買い占めるぐらい購入しようと思います!
皆さんも無糖茶を見たらぜひ買って試してみてくださいね。
ちなみに味は・・・・、甘くない普通のジャスミン茶、可もなく不可もなくです(笑)