伝説映画の続編は日本人には面白いのか?(ネタバレなしです)

インドネシアの伝説の映画であるAda apa dengan Cintaを観て参りました。

土曜日の夕方という事もあり、チケットは売り切れ、インドネシア人の期待の高さが伺えました。

おおざっぱな内容は彼氏となんだかんだあって別れてしまう、ヒロインが婚約中の中でその元カレが現れた、さてどうしようって言う話です。

今回は映画を観て気になった事をご紹介させていただきます。映画のネタバレは基本ありませんが部分的に映画の記述があります。

普通の日本人には難しいか

始めからですが、日本人にはあまりオススメしません、なぜならば「全部インドネシア語(字幕なし)」だからです。

既に長期間インドネシアにいる方であれば問題ないと思いますが、少しかじったぐらいでは細かい事は分からないと思います。も

ちろん、話の流れを読めれば、あ〜こうなってるんだなこうなるんだなぁ〜とかは何となく分かりますが、色々ななぜ?を理解するのは難しいと思いました。

また、主人公+その友達がジャカルタ訛で話すのでジャカルタ以外の方は中々理解できないかもしれません、GueとかGuaなどのジャカルタ語(スラング)の使用頻度も非常に多かったです。

また冗談もインドネシア語独特の言い回しで言ってくるため、簡単ではないと思います。

ジョクジャカルタが良い所だと分かった+インドネシアが見えてくる

お話の流れでジョクジャカルタの街中が出てくるのですが、「ジョクジャカルタって良い街じゃん!」って思えるような映像が沢山出て来ます。

そのため、内容はどうでも良いけれども、インドネシアの今がどうなっているのか知りたい方は観てみて損はないと思います。

最も映画の中で主人公達はそこそこ良い暮らしをしてますので、一部のインドネシア人の今を知るのには良いと思います。

スポンサーが凄い

先ほどこの映画の期待の高さが伺えると書きましたが、それはスポンサーの多さにも現れています。

スポンサーには大手飲料水会社のAQUA、Lineやガルーダ航空など有名企業が名を連ねています。

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日本の企業スポンサーを行っており、富士フィルムのミラーレス一眼レフが頻繁に出て来たりしてます。

あとは今話題(あまり良い意味ではないです・・・・)の三菱自動車がスポンサーをしていたりします。

しかも三菱の車が事故りそうになるという笑うに笑えない皮肉な事態が映画内で起こっていたりします。もちろん騒動前に撮っているものですので、そんな意図はないと思いますが。

その他には主人公の飛行機の行き先(乗り継ぎ空港)が「東京」だったりします(笑)日本はこんな所でも観光を宣伝しようとしてるんだなと思い、ちょっぴり関心しました。

出演できなかったメンバーの扱いが・・・・

この前作では女の子仲良しグループは5人いたのですが、

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今回は4人になって一人減ってしまっていました(上の写真の眼鏡の子です)、

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この女性は現在大学院に通学しており、学業で忙しいから出演を断ったそうです。

まぁ、でも、同じメンバーでやる事に意味がある映画なので参加できないなら事故でお亡くなりになった事にしちゃえ!ってことで、映画内では彼女の遺骨に献花するシーンがあります(苦笑)無茶苦茶だけど凄いぜインドネシア!

スターウォーズのパクリ!?

前作を観た後に今作を観ると、前作の人物はもちろん、音楽や言い回しなど前作を踏襲した事がよくわかります。そう、それはまるでスターウォーズエピソード7がそれ以前のエピソードを踏襲したのごとく(笑)

もちろん続編だし、10数年たった映画なので昔を思い出す意味を込めて繰り返すのは良いですが、もうちょっとひねってほしかった所。

あと、ジャカルタのスカルノハッタ空港が前作と全く同じ(笑)この10年の間で少なくともドロップオフゾーンのリノベーションぐらいはしてほしかったです(笑)

でも、面白かったし是非観てほしい映画

と、色々と書きましたが、全体的にはインドネシア映画と思えないぐらいのクオリティーと程よい笑いがあり面白く鑑賞する事ができました。

また女優さん達も美人が多く、前作鑑賞後はなんだか感慨深いインドネシア人の成長がみられました。

言葉の壁はありますが、物語以外を多角的に観てみると面白いかもしれませんね。

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