日本在住のインドネシア人と新宿で会った話

先週、日本に帰った際に、とある繋がりで日本在住のインドネシア人と会うチャンスがあり、お食事と(不本意ながら)カラオケにお付き合いさせていただきました。

今回のエントリーは日本在住のインドネシア人のお話です。

集合場所はハラルラーメン店

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日本在住者という事もあり、集合場所は新宿御苑近くのハラルラーメン屋さんのらーめん桜花。

あるあるとは聞いていたけれども、東京でハラル関連のお店に入るのは初めてでした。

インドネシア人らしからぬ、集合時間に遅れる事もなく、インドネシア人のアユさん(仮)とハリーさん(仮)は現れ、慣れた様子でお店の人とハグ。何だろう、このアウェー感。

日本ペラッペラどころではないアユさん

久しぶりにインドネシア人と日本で会ったので(新宿で声をかけたおばちゃんは除く)、何語を使って良いか分からず、とりあえずインドネシア語で初めましてと挨拶・・・・すると、

「あ〜良いですよ、良いですよ、日本語で、でもインドネシア語上手いですね」

と、軽〜く日本語で返すアユさん、

「た、ただもんじゃねぇコイツ!!!」

とゴングと同時にノックアウトされる寸前の私。

お話を聞いてみると日本の大学に通っていた事もあり、日本在住は5年になるとの事。

現在日本で仕事をしているようですが、頻繁に海外出張もあるようで先日はイギリス出張に行っていたとの事、最近は会社の花見だ、飲み会だで大変だったと一言、ただ者じゃない。

負ける訳にはいかないと思い、

「やっぱり3カ国語使うと頭がごちゃごちゃになりません?多言語って難しいですよね〜」

と同意を求める(カウンターを仕掛ける)私、そして顔に疑問を浮かべるアユさん、そして一言、

「あの〜私は一応インドネシア語、英語、日本語と、スンダ語(バンドゥンの言葉)とドイツ語の5つの言葉を話せます。でも、そんなにごっちゃになる事はないですね」

完璧にノックアウトされる私、上には上がいることを改めて思い知らされた瞬間でした。

とは言うものの、アユさんは非常に気さくな方で非常に人としても尊敬できるお方でしたし、尊敬できるすばらしいお方でした。

まだまだお若いハリーさん

日本に来てまだ9ヶ月というハリーさん。9ヶ月にしては日本語も上手いし、年齢を聞いてみると22歳らしい。なぜ日本に来たかを伺ってみると、とにかく日本が好きだからとの事。

今は誰もが知っている日本の大手旅行会社で日本に来るイスラム教徒為の旅行の企画などの提案しているとのこと。アユさんと比べるとあどけないですが、大手で採用される事もあり、高い将来性を感じました。

カラオケビッグエコーは割引目的

食事もそこそこに、他のインドネシア人の友達2人も是非と合流したいという事で、新宿のビッグエコーに無理矢理連れて行かれました。

ビッグエコーに行く理由はエポスカードで支払うと30%オフになるからという理由らしい。

ビッグエコーにも行った事ないし、そんなカードで割引になる事も知らない日本人の私、そして西新宿のビッグエコーにインドネシア人に連れて行かれる私、何ココ?日本?それともインドネシア?

歌は全部日本語で

友人2人と合流し、とりあえず1時間で部屋を予約し、歌いまくる彼女達。

しかも歌はぜーんぶ日本語の歌。もちろん画面に出てくる歌詞もすべて日本語、何この人たちの場慣れぶり、エポスカードとか言うだけあるわ(笑)

彼女達からはただならぬ「日本LOVE」を感じました。

彼女達曰くどうやって日本に移住しようか考えているようで、心から日本の生活を楽しんでいるようでした、うらやましい限りです。

優秀なインドネシア人だからこそ国外に

彼女達を見てみると、優秀過ぎて逆にインドネシアでは成功できないなと思いました。

実は言うとインドネシアは結構な「妬み社会」で、優秀な部下が入ってくると「自分の地位が奪われるのではないか」という心理が働き、あまりに優秀な人を雇いたくない年配の方が多いそうです。

もちろん優秀ですので給料も将来的に抜かれかねず、プライドが高いインドネシア人(特に男性に多い)は2、30歳のそこそこ相手の若い女性に負ける訳にはいかないのです。

つまりそんな会社や上司に当たってしまっては伸びる芽も伸びないし、結局無駄になってしまうのです。

この現実を彼女達も自覚しており、もとからインドネシアで働きたくなかったそうです。

彼女曰く、「インドネシア人は仕事が遅いからイライラする!!!」とのこと、彼女達もインドネシア人なんですけどね(笑)そして、私毎日そんな人たちと仕事してますから、その気持ちよくわかります(笑)

まとめ

たった4人のサンプルですがレベルの差はあれど例外なく日本語を操り、日本社会に日本人以上に溶け込んでいる優秀なインドネシア人たち。大きな刺激を受けるとともに、ちょっとだけ危機感を覚えた新たな出会いでした。

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