あなたも死刑!?インドネシアで麻薬犠牲者にならないために守りたいこと。

最近、外国人を麻薬密輸入の容疑で死刑にしたことがインドネシア国内でホットな話題です。今回のエントリーでは死刑の是非は横に置いておきます。

インドネシア国内の麻薬に関する法律は諸外国と比べ厳しいらしく、例えば、グループ1に部類されるヘロイン、コカイン、MDMA(エクスタシー)など中毒性が高い麻薬を所持していた場合、最大で80億ルピア(約7000万円) の罰金と4~12年の懲役、一定以上の数量を所持していた場合は最悪終身刑になるそうです。

密輸した場合はさらに厳しく、最大100億ルピア(約9000万)の罰金と5~15年の懲役、一定以上の数量を密輸した場合は死刑執行されることもあるとのこと。今回はこの法律に該当し、外国人の死刑を執行したとのこと。

2011年のリサーチによるとインドネシア人口の1.9% (約360万人)が麻薬を使ったことがあるそうです(ちなみに日本の生涯麻薬経験率は1.5%だそうです)。

1.9%と聞いて意外と低いな、と思ったインドネシア在住の方は多いのではないかと思います。というのもインドネシアでは麻薬は身近な物だからです。

私は自身、薬はやったことありませんし、全く興味もありません(買うお金もない!!)が、実際にやっていることころを目撃したことは結構あったりします。

ということは私たちもインドネシアで麻薬犯罪に巻き込まれる可能性が十分にあるということです。

前置きが長くなってしまいましたが、今回はそんな麻薬犯罪に巻き込まれないため、自分の身は自分で守る方法をご紹介したいと思います!

薬なんかやらない!という強い気持ちを持つ

どこにでも悪い人がいるもので、インドネシアでもそれは変わらず。夜間に出かけると「安くしとくよ?」と営業をかけてくる人がいるものです。特に観光客とわかると一回だけでもどうよ?と進めてくる人がいるのです。そういった営業にかけられても、変に悪いと思わず、「NO!!」と断固拒否しましょう。

やらないといった気持ちをしっかりと示せば、営業にもかけてこなくなります。買わない人に売り込んでも仕方がないですからね。一度の気の緩みが致命傷になりかねません、気持ちを強く持ちましょう。

自分の荷物、身の回りの管理を徹底する

残念ながらインドネシアでは場合によっては警察すら信用できません。つまり、裏でディーラーとお小遣い稼ぎを目論んでいたりするわけです。手口は簡単、薬を持った怪しい人が何かのタイミングで手荷物や服に麻薬を滑り込ませ、タイミングを見計らったかのように警察に手荷物検査をされるというもの。

警察は打ち合わせ通り麻薬を見つけ、この場で金を払うか牢屋に行くか?と聞いてくるわけです。そんな怖いこと言われたらお金払って、もみ消してもらうのが当然の心理でしょう。そしてお金騙し取られ終わりという流れです。

この場合、自分の荷物から絶対に目を離さないということが大事です。また、知らない人が必要以上に近づいてきた場合は絶対に目を離さないようにしましょう。上着やズボンのポケットも注意しましょう。

かわいそうと思わない

インドネシア国内で飛行機などで移動すると「ごめんなさい、荷物が多すぎて追加料金がかかるから、あなたの名義でチェックインしてくれない?」などど、寄ってくる人がいます。確かに荷物たくさん持ってるし、見た感じ歳も入ってそうだし、助けてあげたいな〜かわいそうだな、少しぐらいイイかな。。。

絶対にダメです!!

冷たいようですが、一切助ける必要はありません!!

かわいそうであろうがなんであろうが、あくまでも他人です。荷物に何が入っているかもわからない物を引き受けるのは運び屋にされる危険性大です。かわいそうだからと、死刑になるリスクをとるなんて無駄なことは絶対にやってはいけません。

しつこく食い下がってくる場合は徹底無視。それでもうるさい場合はセキュリティーに言いつけてやりましょう。怪しい荷物を運んでいる場合は騒ぎを大きくしたくないですからね。

 

いかがでしたでしょうか?インドネシアでは麻薬のリスクは日本以上にあります。自分の身は自分で守るためにもインドネシア訪問時は上記の点を忘れずに行動してください!

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