インドネシアで手に入れた、4つの不動心!

駐在当初は戸惑うことが多かったインドネシア生活、ですが2年以上住んでいると当初の「非常識」が当たり前になってきます。もちろん、日本ではあり得ないことが、こちらでは
そんな今日は、インドネシアで手に入れた「不動心」のご紹介。これからインドネシアに駐在される方、既にされている方はご参考にしていただければ幸いです。

食べ物に虫混入orハエがとまっても気にならない

インドネシアの衛生環境はお世辞にも良いとは言えません。日本では虫が混入していたら、たとえ食べ物でなくても返品でしょう。また食べ物にハエがとまってしまったら、いろいろ想像してしまい食べる気が削がれてしまうことは当たり前でしょう。
しかしインドネシアにしばらく住むと、そんなことが気にならなくなってきます。というよりも気にしていたら生きていけません。
着任当初は虫混入は堪え難く、店の人に文句を言って替えてもらいました、しかし、毎回いろんなものに虫が入っているので、食べた方がめんどくさくない+ハエぐらい食べても病気にならないと分かり気にしなくなりました(笑)
しかし、一度だけ黒光りの「ヤツ」が混入していた時はさすがにかえてもらいましたが(笑)

突如ライフライン遮断

震災以降、電気、水道などライフラインがなくなることが如何に不便なことか皆さんご承知かと思います。
インドネシアでは、停電、断水は当たり前。急にパソコンが落ちたり、トイレが流せなくなったりします。
当初は焦りましたが、今は「またか」程度の反応。停電が長引きそうな場合は発電機があるショッピングモールで時間をつぶしたり、ゴルフ場などでシャワーを浴びたり、柔軟な対応ができる様になりました。
インドネシア人の「Tidak Apa Apa (問題ないよ、どうにかなるよの意)」精神が私にも浸透して来たのかもしれません。
インドネシア人は意外と、気長に物事を待てる人たちなのかも知れません。それとも何にもかんがえていないのかもしれません。

時間通り・予定通りに始まらない

Jam Karet (ゴムの時間」というインドネシア特有の時間感覚。つまり、予定通りの時間に予定のことは始まらないという、感覚です。時間通り・予定通りに始まらない

日本では5分前集合は当たり前。インドネシアでは30分集合が当たり前。サプライヤーなどに行って30分待たされることは当たり前、もう動じません(笑)
友人との約束時間も「7時集合」の意味は「7時に家を出発、7時半に集合」になりました。もう、待たされても、時間通りに人が来なくても動じません。
インドネシアに初めて住む方はこの感覚、不動心を是非養ってください。

「賄賂」という交渉術

インドネシアおいて賄賂は一種の文化。実際にお金を渡す賄賂はしたことはありませんが、前回のエントリーで紹介させていただいた、「タバコ賄賂」は常習しております。
多方面から賄賂のやり方を教えられたり、サプライヤーから賄賂を持ちかけられたりします(もちろん受け取りませんし、受け入れませんが)。インドネシアではこの賄賂がどこでもあるため「またか、いつも通りのインドネシアだ!」と思ってしまいます。
逆にお金で解決できませんと言われたら激しく動揺してしまうでしょう(苦笑)。やはり現物交渉、タバコ交渉が友好的で、今流行の「コンプライアンス」に引っかからないと思います。
この不動心はインドネシアに住んでいる限り、持ち続けて問題ないでしょう。しかし、帰国したら、これらに対する動心を持っていないと、日本社会不適合者になってしまう気が。
でも、そうなったらまたインドネシアに戻ってくれば良いかな。。。。こんなことを考えている時点で、もう既に日本社会不適応者ないのかもしれませんね(笑)

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