ルピアの時代が終わる!?インドネシアが「キャッシュレス社会」に!?
先日、衝撃的な事を体験しました、それは友人が引越しをしたというので、大型テレビでも買ってあげようと各自よりお金を集めようとWhatsAppでやり取りをしていた時、まとめ役から、
「みんな、お金はBCA銀行の12345678の口座番号に振り込んでね、現金は受け取らないから」
また別の日には従業員が貸し借りしたお金の話をしているのです、そしてその会話の最後に
「じゃあ、Mandiri銀行の口座持ってる?そこ振り込んでおくよ」
と言うのです。
そこで私は直感しました、
「インドネシアのキャッシュレス社会化は近い」
と。
今回はインドネシアのキャッシュレス社会について考えてみましょう。
ルピアの信用度は?
中国などではキャッシュレス社会がとてつもない勢いで進んでいるようですが、これは中国人が現金を信用していないという切ない裏事情があるようです。
インドネシアではどうでしょうか?
まだまだ現金を使う人が多いインドネシアではルピアに対する信用はまだまだ高いと思います。
お金をちょろまかす事はあっても、ルピアの偽札なども見かけたことも聞いたこともありません。そう言った意味でルピアは現金としての信用度はまだまだ高いのでしょう。
しかし、ルピアの残念なところは、最高紙幣が約1000円程度なので、大金を持ち運ぶとかさばり大変です。
これは1万円をほぼ同価値のルピアに換算した場合の写真です。ルピアは最高紙幣ではないため、ちょっと盛っていますが、紙幣がこんな感じでかさばる事はザラ。
もちろん最高紙幣が1000円程度というのは偽札対策という意味では安全ですが、強盗などには現金大量に持ってますよ!と言っているようなものなので、物理的には非常に危険です。
そこで望まれるのがインドネシアのキャッシュレス化ではないのでしょうか?
交通網ではすでにキャッシュレス化
ジャカルタの高速道路は2017年から渋滞緩和を理由にe-money (キャッシュレス)にしたとのことです。
また、同じく去年開通したスカルノ・ハッタ空港の空港鉄道もクレジットカードやアプリなどのキャッシュレス決算だそうです。
観光客には利便性が悪そうですが、空港の運賃までなぜキャッシュレスにするのでしょうか?
キャッシュレス化の黒幕は?
それもそのはず、インドネシア政府や銀行などが今の現金社会をキャッシュレス社会にシフトさせているそうです。
通りでここ最近はクレジットカードで支払うと何%オフ!っていうようなプロモーションが多くなってきているわけです。
ここからは予想ですが、お金の流れを把握しにくい現金をやめ、徴税をきっちり行い、また裕福層のお金の海外流出を食い止めるためにキャッシュレス化にするという至極普通の事が理由な気がします。
終わりに
先日、インドネシア国内での仮想通貨の取引が禁止されましたが、これもインドネシア政府のキャッシュレス社会に向けての布石の一つではないでしょうか?
ネット環境やスマートフォンの急激な普及によりキャッシュレス社会になる準備が整ってきたことも理由の一つでしょう。
また、ここ数年急激に伸びているオンラインビジネスも国民の「NO 現金」に対する心のハードルを下げているのだと思います。
ここ数年でインドネシアのキャッシュレス化がどうなるのか目が離せません!
信用度とキャッシュレス化は関係ないでしょうが、
渋滞で現金渡すのが面倒なんでは?
また、銀行レシートが借用書になるので、人の信用度の低さが焦点かも。
また各種キャッシュレス化は、お釣りを渡す際のオフタイムの短縮と、職員の着服防止も強いです。
ただし、カードにお金をチャージする時の仕事の遅さはさすがインドネシア人で、キャッシャーに列がある時は、現金のやり取りの方が早いんじゃないかと思う時も多々ある。
特にトランスジャカルタ。
Kein 様、
コメントありがとうございます。
中国では偽札とのすり替えが頻繁に起こるらしいです。札に名前を書いたりするらしいですよ(笑)
やはりインドネシアはチャージとか客というよりもサービスの運用の改善をした方がいいかもしれませんね!